#20 予期せぬビザ・トラブル【最悪の場合帰国も!?】

留学

2018年6月に地方局を退職、渡英して約1年が経ちました。

5月末にロンドン大学ゴールドスミス Graduate Diploma の期末試験が終了!6月~9月末にかけてなんとも長い夏休みを満喫中です。

大半の学生は Home students/International students 問わず、夏休みの間はそれぞれの地元あるいは国に帰ることが多いのでキャンパスはとても静か。この期間は主に Pre-sessional course を始めたとした留学生向けのプログラムのみが行われているので、大学のある New Cross の町の雰囲気は一気にアジア色が増します。

私はというと、この夏は帰国せずにこのままロンドンに滞在し、ヨーロッパ中を旅行したり、遊びに来てくれる予定の家族や友達とつかの間の再開を楽しんだりしようと心弾ませていたのですが、にわかに信じがたいトラブルに巻き込まれました!

 

お陰さまで夜しか眠れない日々が続きました。

ということで今回は、

ビザ・トラブル【あとは神頼み!?】

  1. 帰国せずにビザを更新できる!?
  2. Home Office のミスによって発生したビザ・トラブル
  3. 最悪の場合帰国も。夏休みの予定、崩壊の危機!

について書きます。

私の留学の概要おさらい

私は2018年6月にイギリスへと渡り、

  • 英語準備コース(Pre-sessional course)9週
  • Pre-masters(Graduate Diploma)1年
  • 修士(MA in Media and Communications)1年

と合計3つのコースを履修し、最低でもイギリス・ロンドンに2年半ほど滞在できることになっています。

私が2018年9月から参加していたロンドン大学ゴールドスミスの Graduate Diploma は、翌年に修士プログラムで勉強することを目的とした学生のためのコースです。この1年間は主にアカデミック英語に加え、自分の専門分野(私の場合はメディア学)に関する基礎的な知識の習得に時間を費やしました。

イギリスの大学院は基本的に1年で修士を獲得することができますが

せっかく仕事を辞めて留学するのでもう少し長く滞在したいな

と思っていたので、上記の組み合わせに挑戦することにしました。

言語や文化に不慣れなまま修士に臨むのは少し不安だったので、結果的に良い選択だったなと思っています。

ビザは一気に取得できない

私のイギリス滞在期間は2年半ほどと述べましたが、ビザはコース毎に申請する必要があります。

ここまでの流れを簡単に振り返ると…

  1. 2018年6月に日本で MA の Conditional offer(条件付き合格)を取得
  2. 日本にて2019年夏までのビザを申請
  3. イギリスに渡り、ビザとなる「BRPカード」を取得
  4. Pre-sessional course & Graduate Diploma を履修
  5. 無事にパスすると Conditional offer から Unconditional offer(無条件合格)へ変わる
  6. MA in Media and Communications のためのビザを申請できる

といった感じです。

ここでポイントなのが、2年半の滞在の中でビザを2回申請(更新)しているということです。

まず2018年6月から翌年夏までイギリスに滞在することを許可するビザを受け取ります。そして無事に Pre-sessional course と Graduate Diploma をパスすると MA in Media and Communications を受講するため、もう1年イギリスに滞在する権利をもらえるということになります。

つまりビザは「コース毎」に発給されるわけです。

イギリス国内でビザ更新ができる

ビザの申請は

  1. 自国であらかじめ申請
  2. ENTRY CLEARNCE(入国許可証)を取得し出国
  3. イギリスにて BRPカード(ビザ)を受け取り

というのが通常の流れです。

ビザを再取得する際は一旦自国に戻らなくてはいけないのが基本的なルールです。ところが Pre-sessional course や Graduate Diploma のような留学生向けのプログラムは、コース終了後に学生がしばらく(約1か月)イギリスに滞在することを許可しています。さらに望めばイギリス国内でビザ延長することも可能です。

なぜそんなことが可能なのでしょうか?

通常の学生ビザは授業の開始にむけて発行されます。一度ビザが発行されるとその1か月前から入国することが許されています。大学の秋学期が始まるのは大抵9月末なので、1か月前の8月末にはイギリスに入国し授業に向けて備えることができるという訳です。さらに Graduate Diploma に対して発行されるビザは失効期限が8月末に設定されていることが多く、この合わせ技により帰国することなくイギリス国内にてビザの延長手続きを行うことができるのです。

 

ところが…私に災いが降りかかりました。

BRPカードの失効日が違う?

こちらが私のビザとなる BRPカード。

なんと失効期限が「28-07-2019」になっています。学部のスタッフとたまたまビザの延長について話していた時にこの間違いが判明。なんと数いる同級生の中で唯一、私のビザだけが Home Office の単なるミスにより間違っていたのです!これは本来「28-08-2019」と記載されているべきものです。

大慌てで大学の Immigration Advisory Service へ直行!

と、言いたいところですがこの国では事前にアポを取らないと基本的に掛け合ってくれないため、メールにて予約を入れ翌週に相談に行くことに。なんとも悶々とした週末を過ごしました。

最悪の場合、帰国も!?

ということで、大学内のビザ手続きを扱うスタッフにアポを取り、相談に行くことになりました。

すると開口一番に

もうちょっと早く気付いていれば良かったけど、ずいぶん時間が経ってしまったからビザの修正を Home Office が認めるか保証できないわ

と。曰く、私のビザは発行されてからすでに1年近く経過していることが問題のようです。この事案は明らかに Home Office の単なるミスなので基本的にはすぐに修正されるべき事案なのですが、残り期限がわずかなビザに対して彼らが対応するか保証がないとのことでした。

いかなる場合でも Home Office は「拒否」をする権利があるそうなのです。

 

もし Home Office が私のビザ修正申請を拒否した場合…

  1. ビザ延長がイギリス国内でできない
  2. 余分・高額なフライト代が発生する
  3. 夏休みの予定が崩れる

といった悲劇に見舞われます。この夏はインターンを精力的に行う予定だったし、友人や家族がロンドンに遊びに来てくれることになっていました。皆がせっかくロンドンまで会いに来てくれたのに、当の本人が日本に帰国しているなんて、これはとてもじゃないですが笑えません!!

神頼みの末に…

大学の Immigration Advisory Service を通じて速やかに Home Offcie に BRPカードの修正を申請。返答は最低で5営業日が必要ということですが、週末を挟むので7日かかります。この間、新しい予定を入れる気分にもなれず、この1週間はこれまでで最も長く、そして最も何もせず、ただ Home Office からの返答を待ちました。

そして翌週の火曜日(きっかり申請から7日後)

 

結果は…

 

無事に修正が認められました!!

 

 

よかった…。

 

ビザは隅々まで慎重に!

再三お伝えしている通り、今回はビザ自体が間違っていたことにより発生したトラブルでした。もし学部のスタッフとビザの延長について話していなかったら…イギリス国内でビザを延長できないどころか、気づかぬうちに不法滞在となりさらに酷い事態となっていたかもしれません。

まさか政府が発行するビザが間違っているかどうか疑う必要があるとは!こちらに来て1年、日本では考えられないようなミスがイギリスでは起こり得るということを改めて感じました。

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