#8 Pre-sessional Courseとは【プリセッショナルコースとは?授業内容を徹底解説!】

授業内容について

9月に入りロンドンは日に日に気温が低くなってきました。日本では35度以上の猛暑日を記録したという報道がこちらにも届いていますが、イギリスではここ数日でぐっと気温が下がったので風邪をひいてしまったという声を多く耳にします。

さて、2018年8月末をもって9週間の英語準備コース(Pre-sessional Course)が終了しました。

成績を受け取り、9月24日から始まる次のコースまでしばらくお休みです。

今回のテーマは

Pre-sessional Course って何??

です。(・_・)ナンダー

 

コースの目的は??

留学を検討している方なら一度は耳にしたことがあるかもしれませんが、日本では耳馴染みがない言葉だと思います。

コースの主な目的としては以下の通りです。

  • 本コースを前にロンドンでの生活に慣れるため
  • 受講すれば IELTS スコアが足りていなくても本コースに進める

といった感じです。

私の通うロンドン大学ゴールドスミス (Goldsmiths, University of London) には3種類のプリセッショナル・コース (5週間、9週間、12週間) があり、私は9週間のコースを受講しました。

 

英語準備コース?

便宜上、私は Pre-sessional Course のことを「英語準備コース」と表現しています。ですがコースを修了した今になってみると、その表現は必ずしもマッチしていないような気もしています。

このコースを受講する前は「英語の勉強に重点を置いたコース」だと思っていました。しかし受講を終えた感想としては「進学先の学部を強く意識した実践的なコース」だと感じました。ちなみに、他の大学のことは分かりません。

もう少し細かく説明すると、ゴールドスミスはメディアやアートの学部に対する評価が高い教育機関です。つまりジャーナリストやアーティストを志す学生が世界中から集まっています。

このプリセッショナル・コースでも単に英語の基礎的な勉強を淡々とするのではなく、例えばドキュメンタリーを観たり、YBA (Young British Artists) の歴史を綴った参考書を読んだりしました。

もちろん文法の授業もありました。

 

授業の内容は??

授業は基本的に月~金まで毎日9時~16時まで3コマあります。

プリセッショナル・コースに関しては、英語の能力向上を意図しているので学生のほとんどはアジア各国から来ています。その9割は中国人、次に多いのが韓国人、日本人とすれ違うのは稀です。

合計300人近く受講しているのですが、それぞれの分野やレベルに応じてクラス分けされ、1クラス12~20人に対して1人の先生 (Tutor) がつきます。

授業の多くは、事前に文献を読んできてそれに対する意見を言い合う「ディスカッション形式」です。

 

アカデミック英語を重点的に!

授業の中心は、エッセーなどに使うアカデミック英語 (Academic English) の学習です。特にエッセーに関してはかなり細かい決まり事がそれぞれの大学にあるので、内容というよりは書く順番や参考文献の記載方法などを重点的に習いました。

日本でもそうですが、参考文献を決められた方法で記載せずにエッセーを提出した場合、それは深刻な違反行為 (Plagiarism) に当たるとの忠告を再三再四受けました。

この他にも、英語の勉強を通してイギリスの偉人や伝統を学んだりグローバライゼーションやその派生語について書かれた文献を読んだりしました。

 

おもしろかった授業!!

私が最も興味を持ったのは映画を観て、考察し、好評を受ける「Film lecture」です。

2週間ごとに、ある映画に使われている撮影技術や歴史的背景を英語で学び、大学にある映画館で鑑賞します。

その中では、

なぜディレクターはこのような撮影方法を用いたのか

この映画が作られた時代背景は?

などを考察するレクチャーがあります。

その後、各クラスごとにフィードバックを行うのが「Film lecture」です。

この一連の流れを9週間で4回行いました。

 

観た映画は…

  1. Etre et Avoir(ドキュメンタリー/フランス)
  2. Monsoon Wedding(Bollywood/インド)
  3. City of God(アクション/ブラジル)
  4. Chungking Express(ポスト・モダン/中国)

と様々でした。

私はテレビ局で働いていたので授業の内容はどれも馴染みのあるものだったのですが、一つ一つの撮影方法や技術、効果をとても細かく定義していることについては驚きました。

それにこれまで映画をアカデミックの視点で考察したことがなかったので大変興味深く感じました。

 

テストはある???

テストはあります。(・_・)ヤダー

  1. エッセー
  2. プレゼンテーション
  3. 文法
  4. リーディング
  5. Film lecture のサマリー

これらの結果が最終的な成績を左右します。

 

エッセーが大事!

エッセーは全体の30%を占めるため重要です。

テーマは「Choosing one specific example, discuss in what way globalisation has affected your culture.」です。文字数は700~1,000文字。日本語にすると「グローバライゼーションはあなたの国(日本)にどのような影響を与えているか論ぜよ」です。私は日本酒について書きました。

プレゼンテーションも!

プレゼンテーションのテーマは「How is your country of culture represented on screen? Discuss this question in relation to one film of your choice.」です。各学生がパワーポイントを用いて5分間「一つ映画を例に挙げて、それがあなたの国(日本)をどのように表現しているか論ぜよ」という課題をプレゼンするものです。

これも全体の30%を占めるので重要です。私は「千と千尋の神隠し」を題材に上げました。

 

その他、文法の試験と Film lecture のサマリー(要点要約)がそれぞれ10%、リーディングが20%です。

出欠について

余談ですが、遅刻をしたり欠席をしたりすると回数によっては落第になるという説明をかなり念入りにされました。学生の中にはいつも遅れてきたり出席率が悪かったりする人もいたのですが、結果的にはあまり影響してないように思いました。

ただ、けっして安くない授業料を払って参加しているので「今日は疲れたから休もう」とか「眠いから遅刻していこう」という気持ちにはなれませんでした。

ちなみに9週間コースの授業料は約50万円(£3,300 )です。(・_・)タカイ

 

簡単にまとめると

プリセッショナルコースはただの英語コースではなかった!

ということになります。

 

語学は向上したのか!?

一方で、英語の「会話力向上」に関していうと、これは授業に頼るのではなく自分で機会を見つけなくてはいけないと感じました。

私は「日本に興味を持っているネイティブ」と時間を区切りながら言語を交換 (Language Exchange) をするという方法でスピーキングの勉強を進めています。

 

それでは最後に成績発表~!!!

平均点が61点でした。(・_・)ヒクイ

最初にこの数字を見たとき「え、低っ…」と思いました。笑

 

なお、細かく分類すると

  • 最低ラインが40点
  • 40~50点が「平均」
  • 50~60点が「Good」
  • 60~70点が「Very Good」
  • 70点以上が「Excellent」
  • 更に上が「Distinction」

という風にカテゴリー分けされています。私の成績は「Very Good」

ちなみに70点以上の人はいなかったみたいです。一応、クラスで一番優秀な成績を残すことができましたがちょっと悔しいです。イギリスに来て2か月、まだ英語能力の向上に関してイマイチ成長を実感できていないので引き続き頑張ります!