#12 新学期が始まりました【秋学期がスタート!ロンドン大学の授業内容を詳しくお伝えします!】

授業内容について

日本と違い西欧諸国の多くはサマータイムを採用しています。これは日照時間を有効活用するため一定期間、標準時を1時間早める取り組みです。イギリス・ロンドンでは2018年10月27日早朝にサマータイムが終了、本格的に冬のシーズンに突入しました。

よくロンドンでは…

サマータイムが終わると急に寒くなるよ

と言われています。いやいや、そんな一日で急に天候は変わらないでしょと思っていたら…

 

本当に寒くなりました。笑 (・_・)サムイ

風邪をひかないように頑張ります。

 

さて今回は…

10月から始まった授業内容

に焦点を当てていきます。

 

私が受講するコースは…

  • 英語準備コース(無事終了!)
  • 大学院準備コース (1年間)
  • 大学院 (1年間)

この3つです。

2018年10月1日から大学院準備コースが始まりました。

2年間の過程は以前、こちらの記事にて「#4 大学院までのステップ」まとめました。

#4 大学院までのステップ
私の通うロンドン大学ゴールドスミスは世界100カ国から学生が集まっています。それだけに留学生に向けた授業やカリキュラム、サポートが充実しています。今回は「大学院進学までのステップ」に焦点をあててお伝えします。

 

大学院準備コースとは!?

10月から始まった大学院準備コースの正式名称は ‘Graduate Diploma in Media, Culture and Social Sciences’ と言います。

そのまま言うとだいぶ長いので ‘Diploma course’ や ‘Pre-Masters’ などと言っても通じます。

とはいっても日本ではどれもあまり馴染みのない名前ですよね。

 

「訓練」の場!?

このコースの特徴は、IELTS の点数が基準に達していない、あるいは進学先の学部に関連する学歴や職歴をまだ持っていない人が、アカデミック英語や関連専門知識についての「訓練」をする場として設けられています。

ロンドン大学ゴールドスミスのこのコースを修了することで、

  1. メディア(Media and Communications)
  2. 文化(Cultural Industry)
  3. アート・デザイン(Art/Design)
  4. 音楽(Music)

上記の各学部、計30コースの中から希望の修士プログラムへ進学することができます。

イギリスの大学院では基本的に1年で修士が獲得できますが、せっかく仕事を辞めて留学するなら最低でも2年ほど滞在したいとの想いでこのコースを追加しました。

 

実はコース内容が不透明だった…

コースの内容はHP上に記載されていますが、それを見てもアカデミック英語と専門分野の勉強ができるということぐらいしか分からず、2017年10月の出願時はやや不安でした。

なので今回はなるべく詳しくコース内容を紹介していきます。

 

同級生は約40人

授業開始に先駆けて簡単なオリエンテーションがありました。

教会を改築したような建物の3階にこのコースを受講する学生全員が集められ、概要の説明を受けます。

学生の数は約40人で、大半は中国人と韓国人の学生です。夏のプリセッショナルコースは中国人が9割を占めていましたが、予想以上に韓国人留学生の数も目立ちます。

他にもロシア、ウクライナ、インドネシア、日本といった国から人が集まっています。私以外、日本人はいませんでした。

初日にクラス分けテストが!

コースの説明が終わった後はテストが配られます。

前もって伝えられていたものの何となく緊張します。テストの内容は ReadingWriting が中心でした。

後から判明したのですが、このテストの結果をもとにクラスが2つに分けられます。

テストのスコアは発表されませんでしたが、私は全体の半分以上の成績を獲得できていたようで Group 1 に振り分けられました。

同級生のレベルが高い!

プリセッショナルコースで共に勉強をしていたクラスメイトはどちらかというと英語が得意ではない学生が多かったのですが、新しくクラスメイトになった皆さんは英語がすでにペラペラです。

ほぼ全員がアジアからの留学生にも関わらず、中には…

アメリカの大学に通っていました

高校から海外で生活しています

みたいな学生もいます。(・_・)スゲー

上記の通り、このコースには、

① IELTS の点数が基準に達していない

②進学先の学部に関連する学歴や職歴を持っていない学生が集まっていますが、

私のクラスメイトはほぼ間違いなく後者です。

英語の会話がつたないのは私を含めてほんの数人という状況になりました。英語を学ぶ環境としてはありがたい限りですが大変焦ります笑。

 

さて、前置きが長くなったので、今回はカリキュラムの中から一つだけ紹介します。

秋学期のラインナップがこちら!

  1. Contemporary theories
  2. Modern Knowledge, Modern Power
  3. Academic Reading and Writing
  4. Academic Listening and Speaking
  5. Images and their Interpretations

と言われても意味不明だと思うのでこれから詳しく見ていきます笑。

①Contemporary theories

これは主に西洋社会学・哲学の授業です。

16世紀頃から現代にかけておこった歴史的事実やその背景となった「考え方」を週ごとにテーマを変えて学んでいきます。この「Contemporary theories」の授業構成は…

  1. Textual Analysis
  2. Lecture
  3. Lecture feedback

となっており、週3コマ設けられています。基本的に授業は1時間半です。

月曜日にテキストを基にした「Textual Analysis」という Reading の授業がありそこで大枠を理解します。結構内容は複雑なので予習をしておかないとすぐに置いていかれそうです。

水曜日に1時間のレクチャーがあって、これは Group 1・2 合同でパワーポイントを使った講義を受けます。

翌日に自分たちがどれだけ理解をしているのかディスカッション形式で復習をします。基本的に学生主導で行われ、不明な点があった時やちょっと話題がそれすぎてしまったしまった場合に限り先生が助け舟を出してくれます。

 

第一週のテーマは「Rationalism(合理主義)」

デカルトって皆さん覚えていますか?

 

「我思う、ゆえに我あり」

って言った人ですね。(・_・)カッコイイ

 

中世のヨーロッパでは宗教の影響力が強く、様々な意思決定に「教会」や「神」が大きく関わっていました。この考え方や社会制度の在り方に疑問を感じていた哲学者たちが17世紀頃から議論を展開していきます。

デカルトはその新しい考え方の礎を築いたといえる人で、彼は「全てを疑っていきましょう」というスタイルを取りました。ちょっと友達にはなれなさそうなタイプです。

これまで当たり前だった事全てを疑って、疑いつくした結果、その疑っているという行為自体と自分自身の存在を否定できないことに気付きます。これが「我思う、ゆえに我あり」という言葉に繋がるということでした。面白いですね。

2週目以降は、

  • The Enlightenment(啓蒙思想)
  • Capitalism(資本主義)
  • Social class(階級)
  • Unconscious(無意識の原理)
  • Feminism(フェミニズム/女性の地位向上運動)

などを勉強しました。

 

つまり Contemporary theories の授業は…

倫理の授業

ですね。

 

自分の分野との関連は??

ところでこの授業が自分の興味(メディア)に関連しているかというと…

 

…。

 

ぱっと見た感じはないですよね(・_・)ナイネ

 

 

しかし講師たち曰く、

この授業の本質はアカデミック英語に慣れる目的が第一にあるけど、それに加えてこれらのセオリーはいまもなお現代の社会にも多分に影響を与えていて、最終的には自分の専門分野に大きく関わってくる!

ということでした。

確かに日本社会も西洋の影響を多分に受けています。しかし実際に週が進むにつれて、それ以上に、いま私たちが日々当たり前に接している文化や技術、経済などの根底や原理原則を改めて勉強できるのは大変意義深いことだなと感じるようになりました。

私たちの文化の対極的な存在である西洋文化の考え方を知ることができることも単純に楽しいです。時折、「これどこで使うんだよ!」って思うほどの専門用語には頭を悩まされますが、英語の勉強だけでなく自分の知識欲も刺激してくれる面白い授業だなというのがとりあえずのまとめです。残りの事業内容は追ってまとめます。

☞【追記】書きました。

#14 【衝撃!】イギリスの大学院は授業が1年間にたった20週間しかないという事実

#14 【衝撃!】イギリスの大学院は授業が1年間にたった20週しかないという事実
イギリスの大学は日本と違い10月から学期が始まります。10月から12月の「秋学期」と、1月から3月の「春学期」の2学期構成になっています。今回も引き続き2018年10月から始まった授業内容についてお伝えします。