#6 イギリスのパブ文化【これがイギリス流!必見!3つのルール】

文化

イギリスには町のそこら中にパブ (Pub) があります。日本で「パブ」と言われるとあまり馴染みがないようにも感じますが、イギリスではパブこそがこの国の文化と言っても過言ではありません。ある統計によると、英国成人のおよそ4分の3が日常的にパブを訪れていて、全体の30%以上の人が週に1回は必ずパブに通っているいわゆる「常連さん(Regulars)」 なのだということです。

そこで今回は…

英国パブの魅力について

記事を書きます。

 

パブとは??

パブは日本でいうところの「居酒屋」みたいな立ち位置です。

以下、英国パブならではのルールをまとめました。

  1. ウエイターがいない
  2. バーに並ばない
  3. 一回一回お金を払わない

 

では順番に見ていきましょう。

 

①ウエイターがいない

居酒屋なら店に入ると店員がやって来て、

何名様ですか?ご予約はしていますか?

といったやり取りがありますよね。パブの場合、店を訪れても店員に話しかけられることは一切ありません。自分自身で空いている席を確保します。

しかし、ただ席で待っていても一向にウエイターは来ません。パブにはバーカウンター (Bar) があってそこに注文に行く仕組みになっているのです。

もし何も知らずにパブへ行ってしまうと

せっかく来店したのに誰も相手をしてくれないじゃないか!

と勘違いをしてしまうかもしれませんね。

あとはビールを片手に店の外でお喋りを楽しんでいる人もけっこう目にします。レストランと違い、パブはとにかく結構自由です。笑

 

②バーに並ばない

ほとんどのパブには中央に大きなバーカウンターがあります。そこで酒を注文することができます。バーの前には大抵たくさんの人がいる上に皆がバラバラに並んでいるので一体どこで待てばよいのか分かりません。

それなのにいざ注文する時は意外とすんなり済ますことができます。

実は、皆がバラバラに並んでいながらも、

あの人はさっきから並んでいたな

次は自分の番ね

などといった「暗黙の了解」があるようなのです。当然前後のズレはありますが店員も「あちらのお客さんが先にいたからちょっと待っててね」など配慮してくれます。

つまり英国パブには見えない列 (Invisible queue) が存在していて、各々がこっそりとした気遣いを楽しんでいるのです。

日本ではホームで電車を待っているとき、よく関東地方はきっちり列に並ぶけれども関西地方では並ばないなどと言われていますよね。ただ関西も並んでいないだけで暗黙の了解があると思います(人によりますが)。イギリスの「パブ文化」もそれと似ているのかなと思っています。

ちなみにイギリスでも並ばないのはパブだけで他の場面では皆さんきっちり並んでいます。笑

 

③一回一回お金を払わない

お酒が大好きな人の中は週末に友人たちとパブをはしご (Pub crawl) する人がいます。

でもお店を変えるたびに毎回バーに全員で出向いて注文するのは少し面倒ですよね。

そこで生まれたのが「ラウンズ (Rounds)」 という考え方です。

ラウンズとは、一人が全員分のお酒を一度に頼む支払方法です。

 

つまり4人で飲みに行って最初の1杯を全員分払ったとしたら次の2~4杯目は友人が買ってきてくれるというわけです。なんとなく日本でいうところの「おごってもらった」感覚を味わうことができます。

ただ一人で3杯も4杯もジョッキを持つことはできないので気遣いは忘れずに!

ちなみに、もし6人で飲みに行くときは

よし!今日は6杯飲めるぞ

と人数によって飲む量を決める人もいるみたいです。

1杯1パイント (Paint/568ml) なので私にとっては量が多いのですが英国人の皆さんは豪快に飲み干していきます。お酒が苦手な方でも「ハーフ・パイント」という頼み方もありますよ!

 

イギリス人はビールが大好き!

私はイギリスに「ウイスキー」のイメージを持っていたのですが、皆さんビールが大好きみたいです。日本ではなかなか味わえない豊富な種類のビールを楽しむことができます。

値段は店によりますがだいたい1杯£5前後 (約700円)。量が日本の生中と比べて2倍程あると考えると少しお得ですね。

あと彼らはパブで食事をほとんどしません。ただひたすらお酒を飲んでおしゃべりを楽しんでいるのです。中には家に帰った後で改めて夕飯を食べる人も多いんだとか。

 

とにかくパブには…

イギリス文化がつまっている!!

パブの文化はイギリスで長い時間をかけて形成された文化の一つです。

 

パブは社交の場!

あえて列は作らないんだけど周りへの配慮を欠かさないというのはなんだか上級テクニックでかっこいいですよね。あとはバーで並んでいるときに自然発生的に他の人と会話が生まれるというのも狙いの一つなのだそうです。

パブは食事をする場所というよりかはビールを飲みながら会話を楽しむ「社交の場」と言ってもいいかもしれません。そういう意味では日本の感覚とそこまで変わらないような気もします。あえて比べるなら「おしぼり」が出てくる日本の文化も素晴らしいと思います。

イギリスに旅行する際はぜひともパブに行くことをお勧めします。

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