#15 留学するなら絶対に知っておいた方がいい金融サービス【海外送金が格安でできる裏ワザも!】

留学

海外で生活する際、お金の管理方法は大きく分けて二つあります。

  1. 現地で銀行口座を開設する。
  2. 日本の口座とクレジットカードを継続して使う。

現地の口座開設は難しくない?

イギリスは、少し前の日本と比べると銀行口座の開設に手間がかかる国ではありますが、留学生であれば口座開設はそれほど難しくはありません。

キャンパス内に提携する銀行の支店がある大学が多く、そこでいとも簡単に口座を作ることができます。私の通うロンドン大学ゴールドスミスのメイン・キャンパスにはサンタンデール銀行の支店が入っています。

ところが私は、ロンドンに来た最初の3か月間、現地口座を持たず過ごしました。その理由としては…

 

めんどくさかったからです

 

…。(・_・)ヤレヨ

 

以前、イギリスのクレジットカード事情を、☞このブログ内「#10 イギリス・クレジットカード事情」でご紹介しました。

ソニー銀行のデビットカードは本当に激アツで、大した手間もかけずに非常に良いレートで買い物ができます。正直これがあれば当面はわざわざ現地で口座を作る必要もないかなと思っていたわけです。

しかし現実はそう甘くなく、これまでに本当に多くのトラブルがありました。

#10 イギリス・クレジットカード事情
クレジットカードは海外留学の必需品といっても過言ではありません。今回はおススメのカード紹介と、実際に遭遇したクレジットカードのトラブルについてです。

こちらの記事で触れた「ブリティッシュ航空の個人情報漏えい」により私の持っていたカード2枚を作り直さなくてはいけなくなりました。

ところがソニー銀行には新しいカードを海外転送してくれるサービスがなく「伝家の宝刀」を泣く泣く手放さなくてはいけなくなったのです。作り直した新しいカードは、その真価を発揮することなく、私の実家ですやすやと眠っています。笑

災難に見舞われたことでようやく重たい腰を上げたわけですが、そこで学んだことは…

 

全然めんどくさくなかった!

 

というだけでなく、

世の中は私が知っているよりずっと発展していて、

多額の手数料がかかることでお馴染みの、あの「海外送金」でさえ、安全で・より早く・格安な方法が存在していたのです。

ということで今回は…

 

現地口座開設&海外送金

についてお伝えします。

今回ご紹介するキーワードは主に3つです。

  1. サンタンデール銀行
  2. モンゾ(Monzo)
  3. トランスファーワイズ

特に「2. モンゾ」「3. トランスファーワイズ」は今後もしかしたら日本でも頻繁に耳にするかもしれないサービスなので、知っておいて損はないと思います!それにどれも難しい作業は一切ありません。

①サンタンデール銀行

イギリス国内では HSBC や Barclays、Lloyds あたりがいわゆる大手銀行です。

ゴールドスミス大学内に支店があるサンタンデール銀行はスペイン資本の銀行ですが、こちらもイギリス国内でよく知られています。F1でフェラーリのスポンサーをしているイメージがありますね。

 

口座開設の流れ

本来、銀行口座を作る際は大学に証明書を発行してもらい、それを持参したうえで銀行に直接赴く必要があります。

ところが「大学内」のサンタンデール銀行に限ってはそうした面倒な手続きが一切なく、決められた時間に定期的に行われている説明会に参加し、その流れで口座を開設することができます。

必要書類は学生証身分証明書となるBRPカードのみです。

 

難しい手続きはありませんでした

  1. 大学内の支店窓口で行われる説明会に参加
  2. 口座開設希望の旨を職員に伝える
  3. 個人情報を登録する
  4. 書類がいくつか自宅に送られてくる
  5. 1週間ほど待つとカードが届く!

 

サンタンデール銀行の学生口座

学生が開設することのできるサンタンデール銀行の口座は、

①毎月1£の手数料を支払う代わりにコンタクトレスのデビットカードが使えるサービス

②キャッシュカードのみ(無料)の2種類に分けられます。

私は当時コンタクトレスのカードでスムーズに支払いをすることに憧憬の念を抱いていたので迷わず前者のサービスを選びました。

 

コンタクトレスとは??

ちなみにコンタクトレス(非接触型決済)というのは、カードを「ピッ」ってかざすだけで決済ができる、いわゆる「Suica」みたいなタイプの決済方法です。

ただ実際は大半の人が支払い時、カードを「叩きつける」ように決済しているので文字通り「コンタクトレス」なのかは議論の余地がありそうです笑。

 

やや不便な点も??

このサンタンデール銀行の口座を開設する際に、不便だなと感じた点をあえて挙げるとすれば…

  1. 説明会に参加しなくてはいけない
  2. 書類が何通も送られてくる

といった点です。

特に説明会は通常、授業が終わったあとすぐに開始することが多かったので間に合わずに先送りになることが何度かありました。

 

ちゃんと郵便が届くか不安

無事登録を済ませると、カードが発行されるまでに7~10日程度かかります。

登録後、アプリをダウンロードさえすれば、例えば日本からの入金などの用途なら即日利用できます。

アプリを認証するために、異なるパスワードが書かれた郵便物が自宅に合計4通届きました。

セキュリティー対策はしっかりされているようですが、イギリスの郵便(Royal Mail)はたまに郵便が本人に届かないといったトラブルがあります。私の住んでいる寮も合計12フラットあるのですが、かなり頻繁に私のフラットの郵便受けに「他のフラット宛て」の郵便物が紛れ込んでいます。無事全ての郵便物が手元に届くまでは気をもみました。サンタンデール銀行とは関係がないですね。

暗証番号は自動で振り分け

ちなみにATMから現金を引き出す際は日本と同じく4桁のPINナンバーが必要なのですが、これは銀行が番号をあらかじめ指定してくるので自分では選べません。支店に行けば自分の好きな番号に変えられますが、けっこう待たされるそうなので私はそのまま使っています。

 

ここまではサンタンデール銀行の特徴をまとめました。

コンタクトレスのデビットカードを使えることを除いては特段日本と違う点もなく、

イギリスでも簡単に口座開設できます

と言い切れると思います。

 

ところが、以下でご紹介するサービスはさらにめっちゃ便利です。

 

では順番に見ていきましょう。

 

②モンゾ(Monzo)

これは支店などを持たない2015年創業のスタートアップ系モバイルバンキングです。

2018年の年間報告書には利用者が75万人に達したと記されています。

モンゾはイギリス国内で話題沸騰中の急成長企業で、特に留学生の間でもの凄く人気が高いです。

 

その理由としては…

  1. 誰でも簡単に口座開設できる
  2. 利用額を細かくチェックできる
  3. デザインがかわいい

といったことが挙げられます。

 

誰でも簡単に口座開設できる!

私も大学の友人に教えてもらい知りました。

口座開設自体はアプリをダウンロードして個人情報を入力すればその時点で完了です。口座さえ開設してしまえば、サンタンデール銀行などと同じように日本から入金をすることだって可能になります。

モンゾもコンタクトレスのプリペイド式デビットカードを採用していて、アプリ上で個人情報の登録が終わるとモンゾから自宅へカードが送られてくるというシステムになっています。

これまでのクレジットカード実績などを記載する必要が一切なく、ここが留学生に人気のポイントでもあります。

 

手順は…

  1. アプリをダウンロードする
  2. デビットカードの請求をする
  3. カードが手元に届く
  4. カードの番号をアプリに登録する

これが全て自宅でできます。

 

ちゃんと郵便が届くか不安(笑)

だいたい1~2営業日でカードが送られてきます。

ちゃんと Royal Mail が届けてくれればの話ですが笑。

カードが届いてから初めてカード番号と自分の個人情報を紐づけるので、たとえカードが無事に届かなかったとしても焦る必要はありません。また請求すれば送ってくれます。

 

もしもの場合でも…

一方、もし認証済みのカードを紛失してしまっても「freeze」機能という、アプリ上でカード利用を瞬時に凍結できるサービスがあるので安心です。

それにモンゾは国から「銀行」として認められているのでもし会社が倒産してしまった場合でも上限£85,000 までは預金が保護される仕組みになっています。

 

「家計簿」機能が人気

こちらは私が2018年8月にモンゾを使って支払いを行った金額の内分けです。

このような「利用額を細かくチェックできる」機能も利用者の中で人気が高いようです。

だいたいのデビットカードは使用するとメールで使用履歴のお知らせが届きますが、モンゾはさらに使用履歴がいわゆる「家計簿」として残ります。また支出を「ジャンル分け」できる機能もついているので特に留学生にはおススメのアプリかと思います。

 

モバイルバンキングがアツい!

ちなみにモンゾと同じようなサービスで Revoult という会社もあります。こちらは仮想通貨も取り扱っています。

 

イギリスの国民性が垣間見える!

遅かれ早かれ日本でも直にこういった決済サービスが主流になると思います。

どちらもイギリスのフィンテック系スタートアップ企業です。

まだロンドンに滞在して半年ですがイギリスという国の特徴的は…

  1. まず始めちゃって
  2. 後から充実させていく

こんな精神があると思います。

 

例えばモンゾもサービス開始時点ではまだ「銀行」としても認められておらず、プリペイド決済サービスを中心に事業を行っていました。しかし、利用者が増えるにつれ事業を拡大し、ついには本格的な銀行として認められました。

余談ですが、イギリスはこうした前に進む力、つまり「推進力」があるなと日々感じます。その代わり周辺のサービスが全く追いついていないこともあります。とにかく前に進むか、周辺を整備しながら着実に進むか。どちらも長所・短所がありますが、イギリスは間違いなく前者なんだと思います。

 

さて、続いては鬼門とされてきながらも、これまでどうすることもできなかった「海外送金」についてです。

 

③トランスファーワイズ


海外送金をする場合、これまでは「日本の銀行」から「海外の銀行」へお金を送る事が当たり前でした。ところがそれをするにあたっては…

  1. 手数料が高額
  2. 時間がかかる

といった問題に直面します。

私もいざ海外送金をする際、一体どうすればコストを抑えられるか頭を悩ませていた時にこの「トランスファーワイズ」を見つけました。

元々は海外発のサービスですが現在は日本語にも対応しています。

これもアプリをダウンロードするだけですぐにサービスを開始することができます。

 

これまでの概念を覆すサービス!?

ホームページ上のうたい文句は

海外送金を銀行や他の送金業者で実施すると、最大5%の隠れコストを知らないうちに支払っていることがあります。TransferWiseでは、一般的な銀行と比較をして、最大8倍安い手数料で海外送金を実施する事ができます。(TransferWise HPより)

「隠れコスト」「最大8倍安い手数料」というなんとも力強い文章が記載されています。なんだか都合のよい話のようにも聞こえますが、例えば…

日本から英国へ10万円送金したい

という人と同じ数だけ…

英国から日本へ10万円相当のポンドを送金したい

という人がいてもおかしくありませんよね。

トランスファーワイズはそのマッチングを行い手数料を収益にしているのです。

なので実際にお金が国境をこえているわけではなく、海外送金したい人のお金を一挙に集約して再分配しているというわけです。テクノロジーが発達した今日では理論上可能なんですよね。

これにより、これまで手数料が発生していた…

  1. 円とポンドの換金作業
  2. お金が国をまたぐ
  3. 中継銀行を経由する

これらの工程を全て省略しているのです。

じゃあどれだけ安いのか気になりますよね。

 

確かに安い!

例えば2018年末時点で100万円を日本から英国へ送りたいとします。

もしトランスファーワイズを使えば手数料は 5,579 円だけ!画面上にはどれだけお金を「セーブ」できたかの記載もされています。これが本当なら3万円相当を浮かせることができたことになります。

超早い!!!

ちなみにこちらは2018年8月26日に私の日本にある口座から英国「モンゾ」の口座に80万円を送金した際の履歴です。

送金が行われた日時を見て頂くと分かると思いますが、送金を申請してから着金を確認するまで1日かからないどころか2時間で完了しました。

これは「異次元」の早さです。

 

最初はやや戸惑うかも…

トランスファーワイズを使ってA銀行(日本)からB銀行(英国)へ海外送金をする場合…

  1. アプリ上で海外送金の申請を行う
  2. A銀行からトランスファーワイズの口座に振り込む
  3. 少し待つ
  4. トランスファーワイズよりB銀行へ入金される

といった手順になります。

最初のうちは戸惑うこともあるかと思いますが一度慣れてしまえば簡単です。

 


イギリスには新しくて便利な技術がたくさんある上に、実際に多くの人がすでにそれを使用しています。

渡英して以降、これまで自分の知らない世界に触れられる機会が増えています。なんだか得をした気分です笑。

留学 費用
Instagram/YouTubeのアカウントです。こちらもぜひ応援お願いします!
ロンドン留学ブログ 〜アナウンサーから英国大学院生へ〜